はな寛大師匠 はな寛太師匠
<寛太師匠と私・・・>

松竹芸能看板漫才師、”はな寛太”師匠が、5月15日午前10時55分、食道がんで亡くなられました・・・享年61歳。
心より、お悔やみ申し上げます・・・

我々の先輩でもあり、大変個人的にお世話にもなった師匠が、この世を去られました・・・4月28〜29日日に師匠からお仕事を頂き、
この仕事の為の打ち合わせや、連絡事を病室から指示して頂き、何度も電話のやり取りをしました。

横山ホットブラザース師匠と、浮世亭三吾・美ゆる師匠、暁明夫・あきら君と我々でお客さんが大変盛り上がったとの事で、本人に
も連絡が入り、大変喜ばれて、5月1日にお礼と、お見舞いに(三吾師匠と我々2人で)行った時に、「最高のメンバーを組めて良か
ったわー、先方も喜んでくれたよ・・・」と、しっかり握手した手が冷たく・・・勿論、顔も身体もげっそり痩せておられ、ビックリしました。
それでも病室では気丈に振舞って、芸人魂からか、ジョークやシャレを連発しておられました・・・三吾師匠も私共も笑うに笑えず・・・
でも、笑うしかない・・・つらいお見舞いだった・・・
帰りに又、電話するから、仕事頼むぞー!”電話待っていまーす”と病室を出たのが最後の姿で、最後の会話でしたた・・・

師匠には”大阪のマジックでは、中島以上の奴はおらん”と言って頂き、度々営業の仕事を頂きましたが、中でも一番の思い出は、
昨年入院する前、伊豆箱根の”冨士屋ホテル”の仕事で、寛太師匠に同行して、大イベントをやった時でした、ワシは司会と、漫才は
君の前でするし、他の漫才や歌も前でやらすから、中島ちゃんがトリやで〜・・・と、何時も師匠の仕事の時は、トリをやらされました・・・
でも、気持ちが嬉しくて、私も喜んでいつも張り切って引き受け大サービスしました。
この時も仕事を終え、風呂から上がって寛太師匠の部屋で、遅くまで、と言うか芸談議で朝方まで、師匠の大好きな芋焼酎で飲み
明かしたのが・・・昨日の出来事のように浮かんできます・・・

<2007・5月17日・告別式の様子・・・>長柄・玉泉院にて。

昨日のお通夜、本日の告別式、共に沢山の参列者で会館がはちきれそうでした。
各TV局、ラジオ関係・・・生前お付き合いされた会社関係、芸能関係の方々は勿論の事、お通夜からの芸人さんの参列者は、
数え切れないほど・・・桂 三枝師匠(吉本)、喜味こいし師匠、上沼恵美子さん、桂 南光さん、横山ホットブラザース師匠・・・他多数。
松竹からは、敏江、怜児師匠、ゆり師匠、たかし・ひろし師匠、照夫・光夫師匠、レッツゴー正児師匠、浮世亭三吾・美ゆる師匠、
くにお・とおるさん、はるか・かなたさん、若井はやと師匠、森脇健児さん・・・他、殆どのタレントさんが参列しました。

告別式は先ず、スクリーンで、”はな寛太・寛大”師匠の、昔の”浪花座”の舞台で得意なネタ ”チョット待ってね” の漫才を映し出し、
これが又、面白いのに、泣けてたまらなかった・・・泣きながら笑った・・・・
その後、坊さんのお経があり(30〜40分)。

<弔辞>

そして、関西お笑い界の大御所、喜味こいし師匠の弔辞・・・寛太君、君達の仲人を頼まれて、させて貰ったが、昨年、君の嫁はんが
先に逝き、
後を追うように君も逝ってしまった・・・私より先に・・・・・・これが又、涙を誘う・・・・

次に弔辞を読むのは、松竹芸人代表して、暁照夫師匠・・・今日のこの日、福岡の”博多座”で、藤山直美公演(5月1ヶ月)で出演し
ていて、帰阪できなかった相方の”寛大師匠”の無念のお手紙を披露 一時はコンビ別れをしたが、復活後、今日まで貴方のお陰で私は
やって来れた、天国で漫才の台本書いてや、又やろうな・・・それまで、チョット待ってね・・・で閉めた・・・これがマタマタ・・・

寛太師匠!!沢山の思い出を有難う御座いました。。。m(_ _)m
あの世からお仕事の電話待っていま〜ス!但し!あの世の仕事ではなく、この世の仕事のみ受付けま〜ス。
(私の携帯電話、着信履歴にはまだ下の方に沢山・・・”はな寛太”と残っている・・・一つづつ、消えて行くのだろうが・・・)
写真は昨年8月、松竹芸能KK"勝 忠男”会長の
お別れ会(リーガ・ロイヤルホテルで)の時、中津の
済生会病院で検査入院していた寛太師匠が、抜け
出して来た時、撮らせていただいた物です。

この時は、単なる検査入院だから、心配ない・・・?
と、言っていました・・・
日頃から可愛がって頂き、写真も”ハイポーズ”・・・
これが最後の写真になろうとは・・・・・
  松竹芸能・看板漫才師
      
はな寛太師匠が亡くなられました・・・(2007・5・15日)
SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO